子宮外妊娠といっても妊娠には違いありません。予防は困難とされますが、兆候や症状で判断出来るのでしょうか?
子宮外妊娠はごく簡単に説明すると、子宮以外の場所で妊娠することです。妊娠の初期での代表的な異常として知られています。子宮外妊娠の確率は全体のおよそ1%から3%です。子宮外とはいっても妊娠していることには違わないので、自覚症状は通常の妊娠と変わりません。胸の張りや頻尿傾向が出たり、中にはつわりがある人もいます。でも、大半は生理が遅れている程度しか分らず、妊娠に気付かないことも多いようです。ところが子宮外妊娠である場合は、正常な場所での発育ではありませんから、いずれ限界となってしまいます。おおむね4ヶ月位が子宮外妊娠の限度だといわれます。以前から子宮外妊娠の診断は大変難しいとされてきました。急速な悪化状態に陥るまでは判別が困難でしたが、今では妊娠検査薬の分析精度の向上やエコー検査などの技術的進歩により、早期に子宮外妊娠の診断が出来る様になっています。
子宮外妊娠の原因の多くは卵管炎です。受精卵の移動が上手く行かずに子宮に到達する前に卵管などに着床してしまう症状です。卵管の狭さや通りが悪いために起こりますが、妊娠中絶の後遺症が原因で卵管炎になる場合もあります。子宮外妊娠の兆候としては、茶褐色の出血が続いたり、突然下腹部に激痛を感じたりする事があります。卵管流産や卵管が破裂した時には、吐き気やめまい、貧血症状が出ます。母体まが危険な状態に陥ることにもなり兼ねません。出血があっても妊娠していることがあります。月経用出血は生理と似たような出血ですが、色が薄く量が少ないのが特徴です。流産前出血は流産の前兆です。この妊娠初期での子宮外妊娠の出血は判断が困難だといわれています。また、流産前出血では、多くの場合腹痛を伴います。
子宮外妊娠の予防は極めて困難だといわれます。自分自身が正しい子宮外妊娠の知識を持つことが一番大事であるようです。卵管炎は子宮外妊娠の原因で多数を占めますが、卵管炎に罹患する要因は多くがクラミジア・淋菌などの性感染症からです。また以前にお腹を手術した経験がある人や炎症があった場合も子宮外妊娠には要注意です。子宮外妊娠への対応は手術をするか待機療法、薬物療法かの選択になります。万一状態が悪化していれば、最悪の場合には卵管摘出の処置が執られます。子宮外妊娠が早期発見であった時には、状態が安定していることを条件に療法での解決も望めます。月経周期の確認は早期診断にとても重要なことですから、日頃からの自身の体調管理は決しておろそかには出来ません。いずれにしてもまず、信頼の置ける医師とよく相談して対応するのが大事になります。